kenshinlifeのブログ

カウンセラーのつぶやき

早春のかおり

コロナに罹って休んでいる知り合いのひとは無事に熱が下がったけども夫婦そろって匂いがしないそうです。これはこれでこの先ずっと匂いがしないとなるとかわいそうな話だと思います。とある人は20年前に海外出張中に風邪になった時に、同じように嗅覚に問題が出たのだけれども、いい匂いは問題なく回復したのに、嫌な臭いは20年たっても回復していないとのことでした。その方の場合にはコロナ感染だったのかは分かりませんが、嗅覚の仕組みというのは複雑の様ですね。ちなみに私はいろいろな匂いに敏感すぎる”たち”なので少し鈍感になれればいいのですが、特にタバコのにおいには過敏に反応してしまいます。もっともそういう嫌なにおいを自分自身も昔はまき散らかしていたから文句は言えませんよね。しかし今は公共の場所ではタバコは禁じられていますので、そういうルールを守らない人を見ると腹が立ちます。匂いに敏感なのは嗅覚だけの問題とも限らないようですね。


立春を過ぎ、春が近いと感じる今日この頃です。いつも通勤の時に通る道には毎年早く咲く沈丁花の木があって、今年ももうすでにいまにも開きそうな蕾を沢山たたえています。3000個くらい。でもまだですね。あともう少しなんですけどねえ。ここのところ気温が低いから開きたくても開けないのかなあと思っておりますが、どうなんでしょうね。毎日その木の前で立ち止まって、「まだじゃのぉ」と確認しております。


沈丁花の香りというのはたった1本の木だけでも気が付きますね。私のレーダーは超敏感ですから。知らない場所を歩いていて沈丁花の香りをレーダー察知するとついついどこに香りの元があるのか探してしまいませんか?私はいつも見つかるまで探します。そして不審者の様に鼻をくんくんして辺りをさまよって最後に木を見つけた時は「犬の遠吠え」を発してしまいます。どうしても見つからない場合にはあきらめてその日は撤収しますが、次の日に通りかかったときに匂いの風向きの違いなどを考慮して木の位置情報を得たりなどしたりします。まるでトリュフ犬のようですね。


早春のかおりといえば沈丁花だけではありません。私が毎朝通る天神様の境内には小さな蝋梅の木があって、その花がいまは優艶なかおりをはなっていますよ。これは少々中毒性が強そうですよね。お酒に例えれば、蝋梅は紹興酒みたいな。ちなみに沈丁花はなんだろう。